リンクシェア スペシャルインタビュー

「おとりよせネット」「レシピブログ」「朝時間.jp」 といった、女性をメインターゲットにしたサイトを運営するアイランド株式会社 社長の粟飯原氏。ネットベンチャーの社長然としたところがなく非常に柔和な人柄。その一方で、時代のニーズを読み取る嗅覚とそれを事業化するビジネス感覚を併せ持つ女性社長にしゃちょーが迫った。  

おとりよせネットは、実は恵比寿のモスバーガーでカチッとサイトオープンさせたんです。

そう明るく笑って話すのは、「おとりよせネット」「レシピブログ」「朝時間.jp」 といった、女性をメインターゲットにしたサイトを運営するアイランド株式会社 社長の粟飯原氏。冒頭のエピソードに象徴されるように、いわゆるネットベンチャーの社長然としたところがなく非常に柔和な人柄。その一方で、時代のニーズを読み取る嗅覚とそれを事業化するビジネス感覚を併せ持つ女性社長である。

立ち上げるサイトがいずれも人気を博し、またネット黎明期の早い時期から注目を浴び続けている女性の起業家ということで、とかく「人気のあるサイトの作り方」や「OLから転身し成功した女性社長」といった側面に注目が集まりがちだが、粟飯原氏をオールアバウト時代からよく知るしゃちょーは、むしろそれに加えて自然体なのに人やトレンドを惹きつけていくところがなんとも素晴らしい(byしゃちょー)粟飯原氏の人となりに迫ろうと意気込む。

花崎

プロフィールを拝見したのですが、新卒で入られたのがNTTコミュニケーションズ、それも先端ビジネス開発センターだったというのは面白いですね。

粟飯原氏:

当時、NTTコミュニケーションズが募集をしていた"マルチメディア人材"の『マルチメディア』という言葉に惹かれたのがきっかけでしたね。でも正直申し上げて、その頃の私はMacを立ち上げたときに表示されるMacOSという文字を『マッコス』と読んでしまうくらいまったくPCに疎くて、、、(苦笑)

花崎

(大爆笑)『マッコス』ですか!!それだけの初心者だった粟飯原さんが、なぜマルチメディア、NTTコミュニケーションズに興味をもたれたのです?

粟飯原氏:

大学時代はケーブルテレビ局でアルバイトをしていたのでマルチメディアという言葉を何となくデジタル放送とか、放送とネットの融合に近いものとしてイメージしていたのです。それでこれは面白そう、と思いました(笑)。

粟飯原氏がNTTコミュニケーションズに入社したのは1996年。Windows95年上陸の翌年ということで、インターネット元年と騒がれた年にあたり、同期にはC-netの元社長である御手洗氏、Six Apartの最高技術責任者平田氏といったIT業界の寵児が顔を揃えていた。文系出身であった粟飯原氏だが、配属されたのは当時NTTコミュニケーションズが進めていたオンラインショッピングのシステム開発の事業。ここでは野菜のEC事業に携わることになる。



花崎

NTTコミュニケーションズ自身が野菜の売主だったということなのですね?でも・・・Windows95がリリースされたと言ってもまだ当時のパソコンの普及率は今ほど高くなかったですよね?

粟飯原氏:

ですので、NTTコミュニケーションズが希望者の方にパソコンを配ってこの事業を行っていたのです。2年間そちらに携わったその後はスーパーキャッシュと言う電子マネーの事業に配属になり、そこでもスーパーキャッシュ開発に関わるマーケティング事業を行っていました。

花崎

NTTコミュニケーションズが本当に大好きだったというお話でしたが、その後にリクルートに転職をされていますね。きっかけは何だったのでしょうか?

粟飯原氏:

NTTはどちらかというとインフラ事業がメイン。その頃、自分でOL美食特捜隊 って言うサイトをやってみたり、よせがきコム っていう無料でよせがきができるサービスを立ち上げてみたり、自分はどちらかというとコンテンツサービスに興味を持ち始めていたんです。

花崎

よせがきコムはリクルートでやっていた訳ではないですよね?

粟飯原氏:

もともとはNTTコミュニケーションズにいた時に提案していたんです。部長をトイレの前で待ち伏せてして『1対1の電報サービスをn対nにするサービスなんです!』と説得したりしていました。

花崎

パワフルですね(笑)

粟飯原氏:

最終的には自分たちでやろうと思って別法人で立ち上げました。後に楽天さんに事業をお譲りしたのですが、当時のよせがきコムのメンバーがリク ルートにいたので、彼らに誘われてリクルートに移り、そのメンバーと一緒にインターネット関連の新規事業に取り組みました。

花崎

その1年後にオールアバウトに立ち上げに携われ、ここから粟飯原さんご自身が「情報発信者」としての実力を発揮されていくわけですね。これまでのキャリアをお伺いしていますと、新卒でご入社以来、仕組みを作る立場にいらっしゃったと思うのですが、情報発信者側に興味をもたれたのはOL美食特捜隊あたりからですか?

粟飯原氏:

今でも仕組みを作ると言うことが好きなんですけどね。ただ、キャリアをかさねていくうちに暮らしにまつわるコンテンツを発信するのが好きなんだなと。

花崎

そのあたりは連続性がありますよね。NTTコミュニケーションズ時代のEC事業から、OL美食特捜隊を経て、よせがきコムの立ち上げ、そしてオールアバウトで生活に密着したコンテンツ、とここまでもずっと"暮らし"に直結したエリアでずっとお仕事をされてきていますものね。

オールアバウトのマーケティング・プランナーになった粟飯原氏は情報発信者、また、新しい仕組みを作り手として活躍していたのだが、やがて自身でアイランドを立ち上げることに。そこには情報提供者としてのセンスをもつ粟飯原氏らしい理由があった。

投稿者: リンクシェア 日時: 2008年7月14日 15:37 パーマリンク
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