リンクシェア スペシャルインタビュー

日々のものを積み上げていく、そこからしか人は成長しない  ジャパネットたかたが生まれた経緯そして果敢に挑戦するまで

社員力の差は、企業の差。社員に「感動」を持ってもらえるような仕組みをつくる

高田氏:

お客さま目線で仕事をしようっていうのをいくら社員に言っても、何が答えなんだということなんです。これも社員が感動する力や、社員満足度を高めることが重要です。お客様と接するときにその感動や感情を出していくことです。

社員力の差は企業力の差だと思いますから、僕は感動を持つ社員を育てたい、と思っているんです。そのためには、社員がそうしてもらえるような仕組みをつくることも重要だと思っています。10年間、社員が海外に行く社員旅行を続けたのもその1つです。
フランスに行って、イタリアに行って、ハワイに行って、ニューカレドニアに行ってシンガポールなど様々な国に行きました。それでみんなはやっぱり感動しているんですよね。

たった一回しか行っていなくてもイタリアのすべてを知ったみたいな感じで話なんかしてね(笑)たった4日だけども、感動につながるんですよ。

今体育館を作っています。来年初めには出来上がると思いますがフットサル場やテニスコートもあって、温泉もひいて。

花崎

御社の福利厚生ですか!?

高田氏:

そう。まあなんで今のこの時代こんなことをやるのか、贅沢じゃないのかと思われますが、これが私と家内の夢だったんです。フットサルのチームを作って、社員の満足をどんどん増やしていこうじゃないか、と。まあさっきの結婚の話じゃないですけど、また今日結婚するって報告があって、もう毎月サプライズですよ(笑)社員同士がね。また明日も結婚式なんですけどね。そうしてカップルで働く組も10組以上でてきました。

モノを売る中でも「感動を伝える」ことが重要

高田氏:

どんどん世界が広がっていく、楽しいことじゃないですか。みんなで働いて元気に、自分の成長も感じてね。しかし残念ながら今の若い人の感動の焦点は少し変わってきているんですね。パソコンもケータイもゲームも、すごく便利なんですけど、反対にコミュニケーション能力のない人をつくってしまうのではないか、と。

ある面では人の表情の豊かさっていうのを無くしていって、言葉でしゃべるコミュニケーションの必要性がなくなってしまう。これは業界が変えていく必要があると思いますね。そんな社会ゆえにジャパネットを感動集団にしていきたいんです。

パソコンでもアフィリエイトでも、ビジネスとしてモノを売るという中に感動を伝えるようなページを作っていくことが大事なんだと思います。

花崎

アフィリエイトでも、本質的にすばらしいことを書いているというところにアクセスも集まってきていて、テクニック的なサイトはしだいに淘汰されてきているという部分もあります。黎明期もやっとおわって、あるべき方向にだんだん向かっているというのが今の状況かな、と。

「買っていただきたい」という気持ちがたぶん人よりも数倍強いのかも‥

花崎

もうひとつ、いまの感動もそうなんですけど「伝える」ということについて。高田社長の語りを聞いているとなぜか?買いたくなってしまいます(笑)。伝える力っていうのがなぜだろう?というと失礼ですけれど、なぜ買いたくなってしまうのか、このあたりの「表現していく力」というのはアフィリエイトの人にも共通するところなので、アドバイスがあればぜひお聞かせください。

高田氏:

「伝える」ことは、根本的にまず自分が「伝えたい」と思っているかどうかですよね。伝えたいと思っているから一生懸命語るんですよね。また恋愛にたとえて‥まあ恋愛なんてのは苦手なんだけれども(笑)、プロポーズされるときに原稿読んで「あなたの瞳はどうのこうの‥あ、間違えました、すみませんもう一度最初から‥」なんてやったって誰にも伝わらないでしょう。自分のことばで自分の気持ちで伝えるから相手に伝わるわけで、伝えたいと思うか、結婚したいと思うか、というところと一緒だと思うんです。

だから私が商品を販売するときに「買っていただきたい」という気持ちがたぶん人よりも数倍強いのかもしれない。こうやって使っていただきたいとか、常に感動が固まっていますから、買っていただきたい、こう使っていただくとこんなにいいですよ、というのを熱く語る自分がいつのまにかいます。しかし、自分がテンション高くショッピングをしているのをテレビでやってたら、恥ずかしくてチャンネルを変えてしまいます(笑)

どんな相手でも理解できるように‥自分のことばでやさしく伝える。

高田氏:

じゃあ伝えるっていうのはどういうことかというと、伝わったかどうか、相手が理解したかどうか、が非常に重要です。文章を作ってもカタログを作っても、自分が理解していないことは100%説明できないんですね。どなたにでも理解してもらうことが重要だと思います。

私はテレビでうまくしゃべろうとすることではなく、朴訥でもいいから、自分のことばでやさしく伝えることが大切たど思うんです。お客様を選択できませんから、おじいちゃんもお子さんも男性も女性もたくさんいらっしゃって、この人にはわかるけどこの人にはわからないっていうのは駄目ですよね。だから私は小さい子供にもわかるようなことばで説明する、というのが一番理解してもらえるんじゃないかと思っています。こういうことがカタログやホームページといった文章を作る上でも一番重要なんじゃないかと思いますね。

たとえばキャッチひとつでもお客様がキャッチを読んでハッと見てもらえる、見た瞬間の絵が美しいからパッとその先を見てくれる。伝えるというのはそこを基準に、やさしいことばで、自分のことばで、心の底から誠実に伝えるというのが重要なんじゃないかな、と。仮に自分のことばじゃなくてその場だけ取り繕ったとしても、それは続かないですよね。1回2回3回続いても、100回は続かない。人は相手のことを見ていますから。

政治家でも企業でも人でも、絶対に真実でないと、継続できないと思うんです。謙虚であれとか、実るほど頭をたれる稲穂かなとか、そこは本当に人間として最も大事な部分だと思いますね。そこを勘違いするのは危険ですね。企業は身の丈を知るっていうことも重要で、私らが一兆円規模の会社のことをこの規模で考えるなんておかしな話。

私は商品の幅をあんまり広げない。広げられないんですよ。家電の商品説明ができたからと言って、化粧品やアパレルもやれると思ったら大間違いです。。ビジネスでもなんでもそんなに簡単なもんじゃないです。

花崎

高田社長が本当にわかって、いいと思って、感動したものだけを。

高田氏:

そうですね。まあ専務(インターネット担当役員)が化粧品やりたいっていったらそれはかまいませんけどもね(笑)やっぱりそういう専門の形っていうのをつくってこないと成功しませんよね。本当にお客様は敏感で賢いですからね。

花崎

アフィリエイトでも、自分の好きなものを書いていくこと、そうしないとやっぱりその先にいる消費者は気づいていく、という風に皆さんおっしゃいますからね。

投稿者: リンクシェア 日時: 2008年11月27日 14:51 パーマリンク
社長インタビュー 社長対談 ジャパネットたかた ロングインタビュー 電気製品 TV通販 TV 

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.linkshare.ne.jp/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/236