ステルスマーケティング規制の対応について
はじめに
令和５年３月２８日に、ステルスマーケティング*1を規制する「内閣府告示第19号」及び「『一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示』の運用基準」の内容が公開され、同年１０月１日に施行されることになりました。
これにより、ステルスマーケティングは、景品表示法*2の禁止行為に指定され、事業者が第三者に依頼・指示を出して行う広告表示に対する規制が強化されます。したがって、事業者の公式の広告表示だけでなく、アフィリエイトパートナー様サイト内の広告表示に対しても事業者への責任が問われるようになります。
これらの動きを受けて、弊社も所属するアフィリエイト業界団体JASKにて「広告表示に於ける不当表示等未然防止に関するガイドライン」*3を策定し発表させていただきました。弊社方針も原則はこのガイドラインに則り、詳細対応を進めて参ります。
今後の健全なアフィリエイト業界の発展と、広告主様の不当表示の未然防止のため、ご協力の程よろしくお願い致します。
※本文中の「事業者」とは「広告主」を指しております
*1：ステルスマーケティング
*2：景品表示法（当景品類及び不当表示防止法）
*3：JASKガイドライン
アフィリエイトパートナー様に守っていただきたい3つのこと
（1）「広告・PR」表記のご対応
アフィリエイト広告掲載箇所やサイト上のファーストビュー等に「広告・PR」表記をお願い致します。なお、「広告・PR」であることを表記してある場合でも、一般消費者に対してわかりにくい「広告・PR」表記はステルスマーケティングの規制対象になります。
一般消費者に対して、アフィリエイトプログラムを利用した広告を行う事業者の表示であることを認識しやすい文言の使用や掲載位置についてご配慮いただくようお願い致します。
また、Instagram でアフィリエイトプログラムを利用する際は、「広告・PR」表記または「タイアップ投稿ラベル」をつけることを推奨しています。「タイアップ投稿ラベル」の場合は、1事業者のみ投稿する際に設定ください。
望ましい表示の例
望ましくない表示の例
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アフィリエイト広告を掲載しているサイト内のファーストビュー等に「広告・PR」表記がない
例１）「広告」という文言が下部に位置している
例２）「広告」という文言が下部に（返信機能を用いて）位置している
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アフィリエイトサイト内の文字の平均的な大きさと比べて小さい文字、背景等の色味と明確に区別しにくい色味を使用している
例３)「広告」という文言を、一般消費者が認識しにくい大きさにしている
例４)「広告」という文言が背景に比べて区別しにくい色で記載されている
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「広告・PR」表記を他情報に紛れ込ませて記載したり、「個人の感想」等の広告であることが判断しにくくなる表現と併記している
例５)「広告・PR」表記を他の情報に紛れ込ませて記載している
例６)「広告」と表記している一方で、「これは個人の感想です。」といった記載があり、広告表示なのか否かがわかりにくい
（2）サイト表記修正のご対応
各種法令を遵守できていない表記が発覚した際に、事業者様や弊社より表記内容の修正を依頼させていただく場合がございます。その際は速やかに該当箇所の修正にご協力いただくようお願い致します。
※長期にわたって表記内容が是正されない場合、事業者様との提携関係の解除やご利用いただいているサービスからの退会処理を行わせていただく場合がございますので予めご了承ください。
（3）その他依頼事項へのご対応
事業者様や弊社より、アフィリエイト広告の掲載面や広告掲載に関するやり取りを行ったメール・チャット等の内容提出を依頼させていただいた場合は、速やかにご協力をお願い致します。また、各種ご依頼に対してアフィリエイトパートナー様とスムーズなコミュニケーションをさせていただくために、弊社サービスにご登録のご連絡先（メールアドレスや電話番号等）は、ご連絡が確実に取れる内容をご登録・最新情報へ更新いただきますようお願い致します。
第一章 アフィリエイト業界の健全な発展を目指して
第二章 アフィリエイトパートナーさまに守っていただきたいお約束
アフィリエイト活動をするにあたってのお約束（関連法律の遵守）
アフィリエイト活動をするにあたってのお約束（ステルスマーケティング規制の対応について）